私が住宅メーカーを選ぶときに確認したポイントや感想、坪単価など

子供ができると部屋が狭くなり(今は賃貸の1LDK)、今より広いところに引っ越す必要がでてきました。
「広くなる」→「家賃が高くなる」→「もったいない」
ということで注文住宅を購入しました。(夏ごろ着工予定です。)

いろいろな住宅メーカーと打ち合わせをしてみて感じたのは、
「家って高額なのに、特に知識もないまま営業さんの話に乗って買えてしまうものなのだな~」
「一生に一度レベルのレアすぎる買い物なので、購入したけれども結局どうすれば正解だったのかよく分からないな~」
でした。
私の住宅メーカー選びが正解かどうかもよくわかりませんが(今のところ満足しています)、住宅購入を考えている方の参考になればと経験をまとめました。
あと、打ち合わせをしたいくつかの住宅メーカーの坪単価や個人的感想もおまけに書きます。

広告

まずは予算をざっくり決める

といっても、最初はいくらで建てられるのかさっぱり分からない状態でした。
何も知らないまま住宅展示場へ行き、住宅メーカーのアンケートに予算を安く書きすぎて相手にされないこともありました。(笑)

今思えば、参考になったのは建売住宅です。
住みたい場所周辺の新築建売の価格を見ると、なんとなく相場が見えてきます。
注文住宅の場合、建売価格に数百万円足したくらいになると思います。(住宅メーカーによります)

他にも、毎月の支払いから逆算する方法もあります。
そのときの金利で変わるので、住宅メーカーに「月々○万円で考えてる」と伝えると、大体の総額を出してくれます。

土地探しと同時進行でいい

土地を決めてから住宅メーカーを選ぶものだと思っていました。違いました。
もちろん土地が決まっていた方がスムースですし、土地があると営業さんが本気出します。(土地が見つかってからの気合が違った)

知らなかったのですが、住宅メーカーは土地を探してくれます。
また、大手メーカーであれば土地を持っていることもあります。
しかも「住宅に適した、いい感じの土地を押さえている」(友人談)です。
気になっているメーカーがあれば土地探しから頼むといいと思います。

住宅展示場を見るだけでは参考にならない

一度行ったことある人はご存知だと思いますが、広いし設備は特注だし現実的ではありません。
中を見てまわるのは時間がもったいないのでさっさと切り上げ、営業さんを捕まえて具体的な話をする方がいいです。
現実的なものが見たい場合はオープンハウスに行くといいです。

各メーカーの営業さんに同じ質問をする

住宅メーカーを比較するために、どこのメーカーでも同じ質問をするようにしていました。
といっても初めは何を訊けばいいかも分からなくて、数社回るうちに決まった質問ができるようになった感じです。

私の場合は以下を必ず訊いていました。

予算内で建てられるか

必ず「諸々全て込みの価格で!」と念を押してください。メーカーによって「住宅本体の価格」と「その他の費用」に含まれる内容が違います。
あと、明らかに生活するにあたって必要だろうというものがオプションになっている場合もあります(網戸とか)。そこもちゃんと含めて計算してもらいましょう。

住宅価格は「延床面積の坪単価」で決まります。
メーカーによって坪20万円台~上限なしくらい幅があります。
広さを諦めると、少し高いメーカーで建てることができます。

シロアリの対策は

メーカーによって様々です。薬剤を散布、柱に薬剤を染み込ませる、薬剤を使わずメッシュ金網で物理的に防御など。
どのやり方も100%ではないと思うので、保障期間なども含めて選ぶといいと思います。

断熱材は

これもメーカーによって違います。
基本的にメリットしか言わないので、他のメーカーで別の断熱材のことを訊くとデメリットを教えてくれることがあります。

セルロースファイバーの断熱材は、原料がニューヨークタイムズ紙でないと効果がないという都市伝説的な事まで聞きました。(笑)

耐震性能は

耐震の計算方法は、柱や壁の数で計算する方法(簡易?)と細かい数値を入力して計算(精密?)する2種類の方法があるそうです。
中小メーカーだと簡易版の可能性が高いそうです。

工法は

素人なのでよくわかりませんが一応訊いていました。
木造の場合、「軸+パネル」の工法だと耐震性能がちょっといいらしいです。

着工日は

地震後の熊本限定かもしれませんが(新築ラッシュ)、契約しても1~2年待ちが当たり前状態なので、あまりにも時間がかかるところは候補から外れました(というか断られました)。
逆に、この忙しい時期にすぐ着工できるメーカーも怪しいと思っていました。

外壁は

サイディング、発泡コンクリートなどあります。
それぞれメンテナンス方法が違うし、メンテナンス代は高額なのでしっかり確認した方がいいです。
ちゃんと説明してくれる営業さんが信頼できます。(知人宅は光触媒の外壁はメンテナンス不要と説明されたらしいが実際はコーキングのメンテナンスが必要です)

第三者検査は

工事中に第三者機関がチェックする仕組みがあるそうです。
事細かに写真を撮って記録してくれ、不備を見つけたら指摘してくれるそうです。
メーカーが採用していなくても10万円くらいで頼むことができるそうなので、それを断るようなメーカーは怪しいらしいです。

これも知っておくといいかも

ここからは住宅メーカーを決めた後に知った事や気づいた事です。
事前に知っておくと住宅メーカーがもっと選びやすくなったかもです。

レンジフードは同時給排

今どきの高気密住宅では、レンジフードは排気だけではなく給気もします。
従来のレンジフードだと、室内の気圧が下がりすぎてドアが開けにくくなったり、コンセントなどの隙間から外気が入ってきます。
たぶん高気密住宅では全てそうなっていると思うのですが、もし違ったら同時給排タイプに変えられるか確認した方がいいです。

換気口は熱交換タイプ

これも今どきの高気密高断熱住宅に必須な機能だと思います。
24時間換気で入ってくる外気と、室内の空気の温度差を緩和してくれます。
冷暖房効率がかなり違ってくると思います。

住宅ローンの優遇がある

銀行が住宅メーカーと提携している場合、公に出している金利からさらに下げた利率で提案してくれることがあります。
35年間支払うものですから、できるだけ安い方がいいですよね。

携帯電話の電波が弱くなる場合がある

断熱材や窓に金属が使用されていると電磁波が遮断されて携帯電話の電波が弱くなったり使えなくなったりします。
例えば断熱材ではアルミが使われているもの、窓ではLow-Eガラスです。
営業さんに確認するといいと思います。

標準設備

水周り(キッチン、風呂、洗面所、トイレ)の設備は住宅メーカーによって選べるメーカーやグレードが違います。
私が住宅メーカーを選ぶ際は全く気にしていなかったのですが、いざショールームに行くとついついオプションを付けたりしてしまいます(笑)

時間に余裕があるのであれば事前にいろんなショールームを見ておくと、各住宅メーカーの標準設備のレベルが分かるようになります。
「安い住宅メーカーで標準設備にオプション盛り盛り」より、「少し高い住宅メーカーで標準設備」の方が結果的に安くなるかもしれません。

水周り以外でも、標準で電動シャッターが付いていたり、防犯窓を採用していたりなど細かな違いがあります。

意思が伝わるか

なんだかんだでこれが一番大事かもしれません。
同じ様に間取りの要望を伝えても、メーカーによって全然違ったものが出来上がります(面白いです)。
要望が半分くらいしか反映されていなかったり、上手いことレイアウトされていたり、さらに良くなるように提案してくれたり様々です。
こちらの意図を理解してくれる営業さんの方が、契約後に細かい打ち合わせをするときにも安心できると思います。

最後に

お世話になった住宅メーカーの個人的な感想です。
営業さんや土地の形状にもよって違ってくると思うので参考までに。
(ちなみに私たちが購入したのは変形地です)

幸保工務店

坪単価40万後半だったと思います。
何も知らない私たちに住宅のことやローンの事など親切に教えてくれ、とても勉強になりました。
オシャレな感じで、事務所にペッパー君が居ました。

エスケーホーム(リブワークに社名変更)

坪単価50万くらいでした。
契約前は2回までしか間取りを作れない決まりのようです。
2回ともピンと来ず終わりました。
間取りをVRで確認できるシステムを導入しているようなので、興味のある人は頼んでみるといいと思います。

セキスイハイム

リユースハイムキャンペーンに応募しました。(笑)
私たちの予算では普通に建てられないので、リユースハイム以外では考えていませんでした。
結局、抽選日を待っていたら土地の決済日に間に合わないという事でお断りしました。
間取りのセンスは良かったです。リユースなので限られた部材を利用しないといけないのに、こちらの要望がしっかり反映されていました。

タカスギ

坪単価60万くらいでした。
外壁のパワーボードが気に入りました。
間取りも要望を取り入れつつ使いやすく考えてあり良かったです。
最後まで迷ったメーカーでした。

東宝ホーム

こちらも私たちの予算では普通に建てられないので始めは考えていなかったのですが、住宅購入を考え始めた頃に一度見積もりを作ってもらった縁で、今回も間取りを作ってもらうことになり、最終的にお願いすることにしました。
決め手は間取りのセンスが抜群に良かったことと、営業さんが誠実そうだったところです。
坪単価は60万後半で予算オーバー気味ですが、安心して任せられると感じたので決めました。
今は打ち合わせが殆ど終わり、実際に住める日を楽しみに待っているところです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです。

広告

シェアする

フォローする